日本経済を考えるには景気について考えるのが一番です。
景気のサイクルは、いろいろありますが…。黄金の循環とか、黄金サイクル、とか、時々耳にするのは、景気循環の4つのサイクル(四つの波)が、すべて上昇に重なる状況を言うようです。
景気循環には4種類のサイクルが存在しています。
1.在庫循環短期波動とも呼ばれる約40ヶ月の比較的短い周期の循環「キッチン・サイクル(キチンの波)」
2.中期波動とも呼ばれる約10年周期の設備投資循環である「ジュグラー・サイクル(ジュグラーの波)」
3.建設需要に起因するサイクルで約20年の周期の循環である「クズネッツ・サイクル(クズネッツの波)」
4.長期波動とも呼ばれる約50〜55年の周期の循環である「コンドラチェフ・サイクル(コンドラチェフの波)」。技術革新の波、名目の波、あるいは物価の波とも捉えられるようです。
そして、日本経済は、2006年から、この景気循環の4つのサイクル(四つの波)が、全て上昇に重なっているということで、戦後3回目の景気循環の「黄金サイクル」と言われ、2010年前後にかけての景気拡大が期待されています。
オリンピック景気は、1962年(昭37)から1964年(昭39)までの景気拡張期です。その名が示すように、東京オリンピックがもたらした好景気で、岩戸景気の後の好景気にあたります。
第18回オリンピック……東京オリンピックは、アジアで最初のオリンピックで、1964年10月10日に東京で開催され、大成功をおさめました。
東京オリンピックは、通信衛星で各国に向けテレビ中継されたはじめての大会でもありました。
東京オリンピックが開催されるにあたり、諸外国の選手団や観客を迎えるために、高速道路、地下鉄、モノレールといった交通機関も建設ラッシュ。1964年には夢の超特急・新幹線も開業しました。ホテル、宿泊施設などの建設や整備も図られ、デパートなどの拡張も盛ん。輸出も好調、と、まさにオリンピック景気に全国が沸きました。
しかし、東京オリンピックの開催をピークに景気は下り坂になり、40年不況へと陥っていくことになります。
いざなぎ景気を越えて、今後の景気の見通しはどうなんでしょう?
いざなぎ景気越え…っていっても、あまり好景気の印象は肌に感じられないというかです。
それは、今の所、いざなぎ景気越え…の好景気とはいっても、それが期間的なものだけ越えていて。輸出中心の好景気で、企業側は、賃金カットやリストラによって、支出を抑えていることによる好景気。
何より、デフレ。それが、改善されつつある、いざなぎ景気を越えての今後は、明るい景気拡張の未来、と、思っていいのでしょうかね?
デフレがインフレに転じ、更に、ゴールデンサイクルとかで、景気の4つの波が、去年末には全部上昇…っていう好材料が来て2010年前後に掛けて、景気拡大が確実だなんて話しもあるのだから、今後は、やっぱり、活気のある消費メインの好景気になって欲しいかな。
バブルの時みたいに、行き過ぎなのは問題だけれども、何だか、もう少し、景気の良い所を、肌で感じたいと思うのです。